学資保険は、全員に必要なわけでも、全員に不要なわけでもありません。
先に結論を言うと、学資保険を考えるときに大事なのは、
学資保険に入るかどうかではなく、
教育費をどの方法で準備するのが自分の家庭に合っているかです。
そのため、
- 子どもが生まれたから、とりあえず入る
- 学資保険はいらないと聞いたから、最初から外す
こうした決め方は、どちらも少し危ないです。
出産後の家計では、
- 生活防衛資金
- 毎月の家計の安定
- 必要な保障
- 教育費の準備
を順番に考えた方が失敗しにくいです。
この記事では、学資保険が必要かどうかを考える前に、何を整理しておくべきかを分かりやすくまとめます。
まず知っておきたいのは、学資保険は「教育費を準備する方法の1つ」だということ
学資保険という言葉が出てくると、
入るか、入らないか
の二択で考えやすいです。
でも実際には、学資保険はあくまで
教育費を準備する方法の1つです。
つまり、最初に考えるべきなのは、
子どものためのお金をどう準備するか
であって、
その答えが必ずしも学資保険になるとは限りません。
逆に言うと、学資保険が向く家庭もあります。
だからこそ、最初から必要・不要を決め打ちせず、家庭の状況に合わせて判断した方が自然です。
学資保険が向きやすい家庭
まずは、比較的学資保険と相性がいい家庭から整理します。
教育費を半強制的に積み立てたい家庭
学資保険の分かりやすい特徴は、
毎月決まった形で積み立てやすいことです。
自分で積み立てる形だと、家計が苦しい月に後回しになりやすい家庭もあります。
その点、仕組みとして積み立てる方が合う人には向きやすいです。
大きく増やすより、一定の確実性を重視したい家庭
教育費の準備では、増やすことよりも
予定通り用意できることを重視したい家庭もあります。
そういう家庭には、学資保険の考え方が合いやすいです。
家計管理がそこまで細かく得意ではない家庭
教育費を別で管理しようとしても、
- 生活費と混ざる
- 何となく使ってしまう
- 他の支出に流れやすい
という家庭もあります。
こういう場合は、最初から別枠で管理しやすい形の方が安心しやすいです。
学資保険が向きにくい家庭
一方で、学資保険を急いで考えなくてもいい家庭もあります。
まず生活防衛資金が足りていない家庭
ここはかなり大事です。
出産後の家計は、思っている以上に前提が変わりやすいです。
- 妻の復帰が遅れる
- 保育園に入れない
- 時短勤務になる
- 子どもの体調不良で思ったように働けない
- ミルクやおむつ、光熱費などの支出が増える
こうしたことがある中で、教育費だけ先に固めようとすると、家計が苦しくなりやすいです。
まずは、
今の生活を守るためのお金が足りているか
を先に確認した方が安全です。
家計そのものがまだ不安定な家庭
学資保険は、教育費の準備方法の1つです。
でも、毎月の家計が不安定な状態で入ると、後からしんどくなりやすいです。
たとえば、
- 毎月の赤字がある
- 固定費が重い
- 復帰後の働き方がまだ読めない
- 片働きに近い期間が続きそう
こういう家庭では、教育費準備の前に、家計の土台を整えた方が失敗しにくいです。
そもそも保険全体の整理が先な家庭
出産後は、学資保険だけでなく、生命保険や家計全体の保障も気になりやすいです。
このとき、学資保険だけを先に決めると、
保険全体の優先順位が見えにくくなることがあります。
特に、
- 今入っている保険の内容がよく分からない
- 家族が増えたことで保障の考え方が変わる
- 保険料の負担感がある
こういう家庭は、学資保険単体ではなく、
保険全体の見直しが必要かどうかから見た方が自然です。
保険見直しの考え方は、こちらも参考になります。
→ 育休前に保険見直しは必要?|削る前に確認したい「公的保障」と「家計の穴」
出産後に先に考えるべき順番
学資保険を考える時は、順番を間違えない方が大事です。
おすすめの順番はこうです。
1. 生活防衛資金
まずはここです。
教育費より先に、今の生活が守れるかを見ます。
2. 毎月の家計の安定
毎月の収支が合っているか、固定費が重すぎないかを確認します。
3. 必要な保障
家族が増えたことで、必要な保障が変わることがあります。
ここを先に整理しておくと、学資保険の優先順位も見えやすくなります。
4. 教育費の準備方法
最後に、教育費をどう準備するかを考えます。
その中で学資保険が合うなら選択肢になります。
勘違いしやすいこと
学資保険では、次のような勘違いが起こりやすいです。
子どもが生まれたら、すぐ入るべき
もちろん早めに考えること自体は悪くありません。
でも、出産直後は家計も生活も大きく変わる時期です。
そのタイミングで何となく決めるより、
まずは家庭全体のお金の流れを整理した方が、後で後悔しにくいです。
入らないと教育費が準備できない
そんなことはありません。
学資保険はあくまで1つの方法です。
だからこそ、
自分の家庭には本当にこの方法が合うのか
を考えることが大事です。
保険は安ければいい
これも少し違います。
保険は、単純に安ければ正解というものではありません。
大事なのは、家計全体で見て、必要な役割を果たしているかです。
私自身、生命保険を見直した時は、保険料が下がったわけではありませんでした。
むしろ保障を増やしたので、費用は上がりました。
でも、その分、家庭としての安心感は増えました。
この経験もあって、保険は
安さだけでなく、家庭に合っているか
で見る方が大事だと感じています。
結局どう考えるべきか
学資保険を考える時は、
「必要か不要か」を先に決めるより、教育費準備の優先順位を整理する
方が失敗しにくいです。
特に出産後は、
- 家計がまだ落ち着いていない
- 妻の復帰時期が読みにくい
- 保育園や働き方の前提が変わりやすい
- 必要な保障も変わりやすい
という状況です。
そのため、まずは
- 今の家計が回っているか
- 生活防衛資金は足りているか
- 保険全体を見直す必要があるか
を確認して、その上で教育費の準備方法を考える方が自然です。
学資保険が合う家庭もあります。
でも、出産後の家計では、
「教育費だけ先に固める」より「家計全体の順番を整える」方が先
になることはかなり多いです。
まとめ
学資保険は、全員に必要なわけでも、全員に不要なわけでもありません。
大事なのは、
学資保険に入るかどうかではなく、
教育費をどう準備するのが自分の家庭に合っているかです。
そのためには、まず
- 生活防衛資金
- 毎月の家計の安定
- 必要な保障
- 教育費の準備方法
この順番で整理した方が失敗しにくいです。
出産後の保険を学資保険だけで考えると、少し視野が狭くなりやすいです。
保険全体の見直しが必要かどうかから整理したい方は、こちらも参考にしてください。
