結論から言うと、「少し苦しくなる」では済まないことがあります。
一番きついのは、保育園に入れないことそのものより、妻が復帰できる、世帯収入が戻る、貯金の減りが止まるという前提が戻らないことです。
自分も、子どもが1歳になるタイミングで入園できる前提で考えていました。
でも、1歳の時期で入れず、その後の4月にも入れませんでした。
その結果、資金計画を2回立て直すことになりました。
しかもその間は、妻はまだ働けない。
でも、家計は止まりません。
この状態になると、保活の問題というより、家計全体の前提を置き直す問題になります。
ここでは、保育園に入れないと家計がどこから崩れやすいのかを、実体験をもとに整理します。
まず崩れるのは「妻の収入が戻る前提」
保育園に入れないと、家計で最初に痛いのは、妻の収入が戻る前提が消えることです。
しかも厄介なのは、
今月だけ苦しい
では終わりにくいことです。
たとえば、
- 妻はまだ働けない
- 収入が戻る時期が読めない
- その間も家計は回さないといけない
という状態になります。
自分のケースでも、ここがかなり大きかったです。
もともと妻側では手当が出ない前提も重なっていたので、保育園の前提が崩れたことで、家計の守り方が一気に変わりました。
そもそも、なぜ1歳入園を確定前提にすると危ないのかを先に整理したい人は、次の記事も参考になります。
関連記事 1歳入園前提が危ない理由|「その頃には入れるはず」で家計を考えると危ない
次にきついのは「いつ戻るか」の見通しが消えること
家計は、赤字そのものより、いつ戻るかが見えないことの方がしんどいです。
たとえば、
- 今は苦しくても4月から戻る
- ここまで耐えれば収入が戻る
- この月を超えれば貯金の減りは落ち着く
こういう見通しがあると、まだ耐えやすいです。
でも、保育園に入れないと、その
「戻るはず」
が消えます。
自分も最初は、次の4月で戻る前提で再計算しました。
でも、その4月にも入れなかったので、次は
あと1年この状況でも持つか
で考え直すことになりました。
ここが本当にきついです。
家計は数字だけの問題ではなく、見通しの問題でもあるからです。
固定費はそのまま残るので、前提崩れが一気に効きやすい
保育園に入れないときは、収入側ばかり見がちです。
でも、実際には固定費は待ってくれません。
自分の家庭では、住宅ローンが月10万円ほどありました。
この負担は大きかったです。
ただ、住宅ローン自体は毎月読めるので、まだ想定内でした。
本当に怖かったのは、
- 収入が戻らない
- でも固定費はそのまま
- さらに想定外出費も出る
この組み合わせです。
実際、親戚関係の急な出費や別件の支払いもあり、家計の余裕はかなり削られました。
つまり、保育園に入れないときの家計崩れは、
収入が戻らないことだけでなく、固定費と想定外出費が同時に残ること
で強くなります。
一番危ないのは「そのうち何とかなる」で止まること
これはかなり本音です。
自分も最初は、自治体が子育て支援に力を入れている地域だから、申し込めば入れるだろうと、どこかで思っていました。
でも実際には、
- 待機している人がいた
- 近くの園は取り合いだった
- そもそも保育園が足りていない地域だった
という現実がありました。
今振り返ると、かなり甘く見ていたと思います。
だからこそ、保育園に入れないと家計が崩れる世帯ほど、やってはいけないのは
「そのうち何とかなる」で止まること
です。
前提が崩れたら、早く立て直した方が傷は浅くなりやすいです。
会社への確認や復帰条件まで含めて先に整理したい人は、次の記事も参考になります。
関連記事 男性育休前に会社へ確認すべきこと|この順で見れば漏れにくい
実際に自分が立て直したこと
ここはかなり現実的な話です。
自分は、資金計画を2回立て直しました。
見直した内容は、たとえばこうです。
- 外食を少しずつ減らす
- 会社に弁当を持っていく
- 副業できないか検討する
- 生活水準を少しずつ下げる
- 子ども用の将来資金を一時的に減らす
- 携帯料金の乗り換えでキャッシュバックを取る
- ポイント還元やキャンペーンを活用する
- これまで貯めていたポイントや商品券を優先的に使う
ここで自分が大事にしていた方針は、かなりシンプルでした。
- 子どもの生活は守る
- 子どもには我慢させない
- 大人が我慢する
家計が崩れたときほど、
何を守るかを先に決める
方が立て直しやすくなります。
保育園に入れなかったときは、まずこの3つを見る
ここまで来ると、必要なのは気合いではなく整理です。
見る順番は、この3つで十分です。
1. まず「妻がいつまで働けないか」を置き直す
ここを曖昧にしたままでは、家計は見えません。
- 妻は今すぐ働けるのか
- 次の募集まで働けないのか
- その間、収入はどうなるのか
まずここです。
2. 次に「その間の赤字月」を洗い出す
年間で見れば何とか見えても、月単位では苦しくなることがあります。
だから、
- 何月にいくら不足するか
- どこまで貯金で耐えるか
- いつ見直しを入れるか
を見た方が整理しやすいです。
3. 最後に「何を守って、何を削るか」を決める
ここを決めないと、何となく全部が苦しくなります。
自分のケースでは、
- まず贅沢を削る
- 次に将来への貯蓄の一部を見直す
- 子どもの生活は守る
この順でした。
ここまで読んで、自分たちだけで立て直しきれるか微妙と感じる人は、自力で進めるか、ツールを使うか、相談するかまで含めて整理した方が判断しやすいです。
関連記事 040 自分でやる?相談する?家計シミュレーションツールを使う?家計設計の選び方
保育園に入れないと家計はどう崩れるのか
保育園に入れないと家計はどう崩れるのか。
答えはシンプルです。
収入が少し減るだけではありません。
家計の前提そのものが戻らなくなることがあります。
特に崩れやすいのは、
- 妻が働ける前提
- 世帯収入が戻る前提
- 次の4月で持ち直す前提
- 貯金の減りが落ち着く前提
です。
自分も実際に、
- 1歳のタイミングで入れない
- 次の4月にも入れない
- 資金計画を2回立て直す
という流れになりました。
だから結論はこうです。
保育園に入れないときに崩れるのは、保活だけではない。
復帰後まで含めた家計の前提そのものが崩れる。
ここを先に知っておくだけで、かなり備えやすくなります。
次に強く出やすいのは、給付金が終わった後の家計ギャップです。
ここまで見ておくと、保活が外れた後の家計をさらに整理しやすくなります。
関連記事 給付金終了後が一番きつい理由|復帰したら元に戻る、ではない
注意書き
・保育園の入りやすさ、募集人数、途中入園のしやすさは自治体や年度で変わります。
・妻側の給付や復帰条件、会社の運用は個別差があるため、最新の扱いは自治体、勤務先、公的案内で確認してください。

